「読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術」を読んだ
はじめに
この本を読もうと思ったのは、会社の評価期間後でした
常日頃からもっとテキスト書く訓練しないとだめだな
— こんぼい (@Konboi) January 11, 2020
頭の中にある考えをテキストにするとなんか違うぞ...ってなってしまう
昔から フィードバック、360° 評価など伝えるための文書というのが正直そこまでで
自分の頭の中にある考えをいざ文章にしてみると、イマイチ伝えたいニュアンスが伝わるような文章になっておらず悶々としていました
(評価そのものは自分自身の成長の機会だと思っているので好きなんですが…)
そんなこともあって、何か良さげな本はないかなという時に twitter で
「読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術
」
を目にし、タイトル的にこの悶々とした状態を解決できるのでは?と読んでみることにしました
読む
正直、具体的なテクニックやノウハウはあまり書かれておらず、ちょっと拍子抜けな感じもありながら読み進めていきました
すると、後半の章の一文が刺さりました
うまく書けたも、よく書けたもない。ただ、「過不足がない」と自分で思えた時、それは他人が読んでも理解できるものになるのだ
思い返してみると、自分が納得する形でアウトプット出来ていない文章というのは、どこか冗長だったり、ハイコンテキストだったり、自分自身も引っかかるような文章だったような気がします
自分の文章/アウトプットのスキル以前に、単純に自分の言葉を使って過不足ない文章にするために
必要な時間をかけていなかった、足りなかったと気付かされました
以下の文中で紹介されていた文章構造(文中では文章のコード進行というおシャレな表現)
に今回の評価の文章というケースを当てはめて考えてみました
起: 実際の経験だという前置き
承: 具体的になにがあったか
転: その意味はなにか。テーゼ化
結: 感想と提言。ちょっとだけ
以下のように自分なりに解釈してみました
起: 被評価者に FB したいこと
承: FB するに至った具体的な事例、事柄
転: 何故自分がそう思ったのか、そう思うに至った経緯
結: 被評価者にこれからどうなって欲しいのか & まとめ
承の部分は既に起こった事柄なので調べたり、思い出したりすれば書けます(たぶんw
「自分が納得する形」の文章を書きたいならば
根拠となる事柄を挙げ、調べ、なぜそう思ったのかを「自分が読みたいように書く」そこに時間をかけられる
という考えに至りました
さいごに
謂わいるバズる文書や、面白い文章を書きたい人、うまい文章の構成が知りたい人 など
手法/ノウハウ が知りたい人は正直この本を読むことをお勧めしません
自分自身も、この本を読む前にはバズるような記事が書けるようになるかも??
と下心が多少ありましたがすぐに打ちのめされましたw
この本を読んだらすぐに文章が書けるかと聞かれると、正直分かりません
が、文章を書く時に筆が進まない自分の背中をほんの少し押してくれる そんな本だと思います
自分が読みたい文章は自分にしか書けない
「自分が読みたいことを書けば、自分が楽しい」
そう思えるように 泥臭くアウトプットしていこう、やっていき!!
ダイヤモンド社
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