Konboi Note

面白法人カヤックを退職しました

はじめに

既にご存知の方もいるかもしれませんが11月16日に最終出社日で、今は年末までの有給消化中です。

有給期間中は、

と有給消化期間も終盤に差し掛かりましたが、充実した日々を過ごしています。

今回、退職するにあたって自身の振り返りも込めてカヤック時代を振り返ろうと思います。

カヤック入社前

2012年に新卒でカヤックに入社したわけですが、実は選考で1度落ちています。

何を喋っても当時の技術部長だった庄司さんの表情が変わらず、喋れば喋るほどテンパっていたのを今でも思い出します。

結果は案の定、お見送り…

数ヶ月後、やなさんが大学の授業の一環で講演に来ていたところ終わったタイミングを見計らって改めて面接してほしい旨を伝えて再チャレンジしました。

当時の鎌倉本社、bowlsで一気に4,5人と面接し、なんとか内定をもらうことができました。

koebu時代

現在は既にサービスは終了しているkoebuという自社サービスのチームにサーバーサイドエンジニアとして配属されました。

koebuでは

  • 自社サービスの運用/開発
  • リアルイベント運用
  • CSの大切さ
  • ユーザーを増やす大変さ
  • etc

を体験できました。

とはいえ、システムの全貌を理解するには至らずでした。

CL時代

入社して半年ほどで、会社の都合もありCL事業部に異動になりました。

当時のCL事業部はkoebuと打って変わって、企画から開発、リリース、クローズまでを比較的小規模なチームで2,3ヶ月単位で行うサイクルが早い部署でした。

異動前は、世間一般でいうところの「受託」のイメージが強く抵抗があったのですが、企画から依頼されることが多く自分が想像していた受託のイメージとは大きく異なりました。

CLでは、

  • 企画の技術相談
  • アプリケーションの開発
  • インフラの構築
  • 運用/監視
  • クローズ対応
  • 客先での打ち合わせ

と様々な工程、たくさんの案件に携わることができ技術的な事以外の様々なことが学べた期間だったと思います。

SG時代

CLでは成長が実感でき、充実していたのですが、勉強会などで他社の事例を聞くと、自分はもう少し長く運用経験ができるプロジェクトに携わる必要があるなと考えるようになりました。

そんなある日、SG事業部への異動の打診1をされ異動することに決めました。

異動してからはリリース直後のプロジェクトに配属され、使う言語がRubyからPerlになりWAFもRailsからArkになりと正直苦戦しながら運用エンジニアとして1年ほど担当しました。

1つ1つ既存のコードを読み、理解して行くことでなんとか食らいついていきました。

最初に担当したプロジェクトは惜しくもクローズとなり、次はリリース間近のプロジェクトに異動となりました。

異動直後は「(コードが)読める・・・読めるぞ!」2状態で、やってきたことはそう簡単に無駄にならないということを実感しました。

このプロジェクトではありがたいことに、たくさんのユーザーさんにプレイしてもらう事ができ自身でも体験したことのないリクエスト数を経験しました。

zabbixのリクエスト数のグラフに壁ができ、それを問題なく捌いている瞬間の達成感はなんとも言えない充実感がありました。3

運用プロジェクトでの経験をCEDECで発表させてもらったり雑誌に寄稿したりと異動当初考えていたこと以上のことを経験できました。

カヤックを振り返って

これらの他にも、個性的なイベントや採用担当だったりと本当にたくさんの経験をする事ができました。

サーバーの「さ」の字もわからないようないち学生が、ここまでこれたのは本当にカヤックのおかげだと思っています。

これからカヤックに入社する方、既にカヤックにいるメンバーもやめる前に他の部署を経験することをお薦めします。

支えてくれた先輩方

カヤックでの思い出をつらつらと書いてきたわけですが自分の力だけでは無く、たくさんの方々にお世話になりました

特に、

koebu時代は、akihitoさん、fujiwaraさん

CL時代は、dentyuさん

SG時代は、acidlemonさん、akihitoさん、fujiwaraさん

本当にすばらしい先輩方に助けてもらえたからこそ今の自分があると思っています。

本当にありがとうございました。

なぜ、カヤックをやめるのか

カヤックでは色々なことを経験させてもらい、まだ他にも色んなことが経験できると思います。

じゃあ、なんで転職するかなんですが

  1. カヤック以外の組織に触れてみたい
  2. 「何をするかより、誰とするか」はもちろんです「何をするか」も大事にしたい

が大きな理由です。

カヤック以外の組織に触れてみたい

新卒でカヤックに新卒で入社して、6年半

新卒、中途の方の採用面接を担当することもありました。

そんな中、中途の方の面接をしている中で「カヤックの良い所ってどこですか?」4という質問に答えているうちに

カヤックしか知らないな、カヤック以外の組織も経験してみたいなという気持ちが大きくなっていきました。

「何をするか」

来年で30歳という個人的に節目(?)を迎える中で、

エンタメではなく少しでも人の役に立つもの、今後自分の子供に「これ作っているのお父さんだよ」と自慢できるプロダクトに携わりたいと思うようになりました。

カヤック以外の組織に触れてみたい、「何をするか」という点から退職するという選択を選びました。

さいごに

携わっていたプロジェクトは中途半端な状態で離れることになってしまい非常に申し訳なく思っていますが、快く送り出してくれて本当に感謝しています。

本当にありがとうございました。

最後に例のアレを貼らせてもらいます。

😇欲しいものリスト😇


  1. 今となってはいい思い出ですが、結構勢いのある打診方法だったので興味がある方は直接聞いてもらえればと思いますw ↩︎

  2. 元ネタ ↩︎

  3. ときにはCWARNINGのアラートがなり、アドレナリンが出ることもありましたがw ↩︎

  4. たくさんあってここでは書ききれません。カヤックに興味ある人がいればなんなりと聞いて下さい。 ↩︎